ねぇ、かなぞう。木造の接合部って金物使うんだよね。
接合部に使う構造金物ってたくさんあるけど、なんでこんなに多いの?


接合金物は、部材と部材を接合する金物なので、
部材の種類や納まり毎に違う金物になって金物の種類も増えてしまうのです。
例えば、コンクリートと木材(基礎と柱や土台など)を接合する金物と
木材と木材(柱と梁など)を接合する金物が違う形状になることは、なんとなく想像しやすいですね。
なるほどね!
でも、こんなに種類が多いと使い分けるのが難しそう….
確かに、部材の断面、部材の種類、必要な強さ、建物の工法などの色々な要素を考慮して設計する必要がありますね。
部材の断面や必要な強さは、なんとなく分かるけど、部材の種類ってどんな種類があるの?
色々な種類の分け方がありますが
例えば、柱や梁のような1本の線のような部材と壁や床に使う合板のような面の部材であったり
同じ線のような部材でも、柱や梁、筋かいのように、建物のどこに使うかによっても違う種類になります。
う~ん。少し難しいけど、数が多くなりそうな理由は分かった気がする!
接合部に使う以外の構造金物って何かあるの?
補強金物とかがありますね。
床や屋根などの水平構面を補強するための火打ちやブレース、ビスなどが代表的です。
具体的な製品が調べたければ、木造の接合部紹介のページで
種類ごとに分けられているので、一度見てみることをお勧めします。
ありがとう!かなぞう。さっそく、見てみるよ。