ご相談事例

【相談事例05】製作金物のご依頼方法

Q.既製品では対応できない接合部に関して製作金物で納める設計をしました。製作金物の製造をお願いできますか。

A.詳細な納まりや形状がわかる構造詳細図や施工図をお送りいただければBXカネシンで製作金物の製造が可能です。BXカネシンでは既製品の金物の製造のほか、製作金物の製造も承っております。

製作金物の製造をご依頼する場合の大まかなフローが下記のようになります。

今回はこのフローのうち導入部分の①ご相談、②図面提出と見積り依頼についてご説明します。

※記載の期間は目安です。製品やご依頼内容によって機関が変動する場合がございますのでご了承ください。

①ご相談

まずは構造金物相談所やBXカネシンのお問合せフォーム、もしくはBXカネシンの担当営業にご相談ください。

構造金物相談所からお問合せする場合は下記のURLから開ける「相談できること」の【相談してみる】よりご相談ください。

②図面提出と見積依頼
②-1 図面の提出(ご相談者からBXカネシンへの図面送付)

BXカネシンで製作金物を製造する際、製造用の図面を作図する必要があります。

その際、構造設計者により設計された製作金物の金物形状がわかる情報として詳細図をご相談者からBXカネシンに送付していただきます。

大規模案件等で製作金物の種類が多くなり、構造図だけで形状や木との納まりを把握できない場合は必要に応じて施工図の送付までご相談者にお願いすることもあります。

図面情報は金物種類が少なければpdfデータのみで十分対応可能ですが
複雑な形状や金物種類が多い場合はCADデータも併せてお願いすることがありますのでご注意ください。

②-2 見積り依頼(BXカネシンからご相談者へ金物費用の見積提示)

いただいた図面情報をもとにBXカネシンで製造図を作図したあとは見積価格を設定します。

この見積価格を設定する(金物費用を決める)にあたっていくつか必要な項目があるのですが
下記にその例を挙げます。

  • 金物材質
  • 金物の表面処理
  • 溶接方法
  • 納品予定場所
  • 溶接工場のグレード指定

材質、表面処理、溶接方法は金物本体に関わる項目です。
例えば溶接方法について掘り下げると隅肉溶接もしくは完全溶け込み溶接などがあります。

製作金物を製造する際の溶接方法はBXカネシンでは基本的に隅肉溶接を採用しています。

したがって完全溶け込み溶接を用いた金物と比較すると同じ形状でも金額差がでてしまうほか、完全溶け込み溶接の部分にはUT(超音波検査)が必要になり別途追加料金が発生します。

事前に溶接方法はご確認ください。

納品場所は納期や運賃、製造工場(BXカネシンの協力工場)の選定に関わります。

また、溶接工場のグレード指定の有無も製造工場の選定に影響があります。
後から指定ありだったことが発覚すると製造途中で工場の変更を余儀なくされるケースもあり、費用や納期が大幅に変わることがあるので注意が必要です。

②-3 見積条件を決めるためのヒアリング(BXカネシンからご相談者へのヒアリング)

見積り依頼をご希望の相談者に、前述の見積価格を決めるための項目(条件)を下記のような特注品ヒアリングシートを使用してお伺いしています(実際にはExcelをベースに入力していただいています)。

見積り依頼時に使用する特注品ヒアリングシート

項目の中にはヒアリング時点で回答できない部分もあるかと思います。

その場合は備考欄などに「不明」や「確認中」などと記載していただき、見積もり段階でどの項目がまだ不明瞭なのかBXカネシンとご相談者との間で共通認識を持つことができるようにしていきます。

この特注品ヒアリングシートを使用しながら見積条件をすり合わせていき見積価格をご相談者に提示します。

まとめ

今回は製作金物のご依頼から製作金物納品までの導入部分までをご説明しました。

BXカネシンから見積り価格をご相談者に提示したあとは
その価格を確認していただきつつ問題なければ発注のご連絡をしていただく流れになります。

なお製造図面(金物製作図)は基本的にはBXカネシンが出す見積価格を確認していただき、発注をかけていただいてからお出ししています。

先に製作金物の図面を出してしまうことにより、
その図面を以て別の金物メーカーや製造工場に製造されてしまうリスクを避けるためです。
( この図面提出のタイミングはBXカネシン営業担当により異なる場合があります)

中大規模木造の製作金物の製造依頼は年々増えてきておりますが
規模の大きくなるほど気を付けなければならないポイントが増えてきます。


構造金物相談所ではご相談の入口で様々な製造上のアドバイスが可能です。

気になることがありましたらぜひご相談ください。