BXカネシンが中大規模木造建築として提案する「MP木造建築」へ、活用できる技術を詰め込んで建てた社屋。 屋根は「MPねじ接合システム」を使用したトラスを用い、トラスを支える柱には狭小耐力壁として水平力を負担できるベースセッターを使用。さらに柱とトラスを側中の製作金物で方杖にて接合したトラスラーメンフレームを構成することで、12mスパンの鉛直荷重にも風や地震などの水平荷重にも耐えられる構造としている。他にも金物工法プレセッターSUシリーズの梁受金物や、パイプ金物、高耐力柱脚金物45など木造住宅で使用する製品も活用している。出入り口には軽量電動シヤッター「モートW(文化シヤッター㈱)」を用い、木造躯体にシヤッターBOXをとめ付けている。 またこの社屋は製品の実験場のため、天井クレーンを設けているが、クレーンの走行レールも木造躯体にて支持している。なお建物内にはギャラリースペースもあり、カタログに掲載の製品の展示や同建物のトラスフレームに使用した製品の木造躯体も展示されており、来場者が自由に触れることが出来る。 この建物の使用アイテムや納まり、設計や施工に関するお問い合わせや相談は下の「お問い合わせ」ボタンよりご連絡ください。