CLTパネル工法による高い耐震性と外断熱工法+2重床遮音工法による高い居住性を備えた集合住宅。持続可能な社会を実現するため、脱炭貯蔵量の観点などから木造が採用された。CLTパネル工法は高い耐震性と居住性が特徴である一方、コストと施工精度に課題がある。そこで、大判パネルのCLTを採用しCLT躯体と石膏ボード張とのクリアランス確保。CLTパネルの標準化を目指した工法と手加工削減で、コスト削減と施工精度向上を実現した。3.6m角8畳の空間を組み合わせた構成は、構造的な合理性をもちながら、16畳のLDKと6畳の個室が並び、引戸を開閉することで、LDKと寝室をフレキシブルに使える空間となっている。BXカネシンからは製作金物(CLT壁の引張金物とせん断金物、水平ブレース受け)やプレセッターを納品した。



